天変地異に鍛えられた日本人 [内面の旅路]

16世紀のポルトガルからの鉄砲伝来。
30年ほどして再来日してみると国産化に至っており、驚いた、という。
  構造を調べ、自作に至ったのは日本だけだったとか・・。

戦後の自動車も然り。
日本人は、およそ30年で新技術を習得してして自分のものにしてしまう。、

一方で、神社仏閣の建築技術をはじめ、
たたら鍛冶から続く冶金技術の上に開花した近代製鉄、
庶民生活の発酵技術が近代化学に繋がってゆく、
  代々伝承し、創意工夫を積み重ねてきた日本人。

かねてから日本人って、凄いのでは? そんな気がしていた。

そして、東北の大震災。
こんなに大きな災害の起きる土地で生きてきたのだ、と気づかされて、
それでも、恨み言を口にすることなく、立ち上がろうとする姿に、
  やっぱり、日本人は凄いのだ! と確信した。

地震、台風、大津波、・・・・ 冷害、日照り、山崩れ、
私たちの祖先は、世界で最も厳しい環境で、必死に生き抜いてきたのだ。

四季豊かな、海の幸山の幸の恵みに感謝しながらも、
気候の変動に一喜一憂しながら、自然の恵みを祈り、感謝して生きてきた。
自然の力に、恨むより感謝し、
他者との関係には、奪うより助け合う、
  そういう賢い道を選択した。

この、人間としての賢明な生き方を手本として示すのが日本の使命。
           他に誰が居るというのか。


他者から奪い、独占することが強者だというのは、愚者の独断。
他者を蝕む者は、自分自身をも蝕むのだと気付かないのだろうか。
  現在の拝金主義は、愚者の愚者たる現れである。
物質に執着するな。
金銭に執着するな。
  そんな、日本人らしい生き方を、今こそ考えてみよう。

タグ:伝承
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