人類の歩み_水の時代は日本の時代 [人間を考える]

陰陽五行説に、木・火・土・金・水 を以て万物を理解する考え方がある。
後者は前者を「克する」という。
火は木を、土は火を、金は土を、そして水は金を「克」、つまり克服する、というものである。

この考え方を、人類の歴史に当てはめてみると・・・・そんなことを考えた。

  人類は先ず、木の実などの自然採取によって生き始め、
  火を手に入れて土器を作り、金属を使うに至った。
  今は金属の時代、それも、鉄器時代の。。。終わりの方。。。


最初、祭祀のために用いられ、農耕のための道具から、狩猟のための道具、
そして、人間同士の戦いのための道具として、武器が発達してゆく。
簡単な刀から、盾や鎧、鉄砲を経て大砲や戦車、戦艦、戦闘機、・・・・
陸海空から宇宙に至って、ミサイル、ロケット、人工衛星、等々、
戦争のための道具が、次々と開発されてゆく。

一方で、人間は交易のための道具として、貨幣を考え出した。

物々交換では、その時、その場での交換しか成立しないし、
特定の物を代用にしたのでは、価値の決定が出来ない。
物ではなく、金属なら、・・・・、量を決めて、単位にできる。
持ち運びに便利で、耐久力があり、誤魔化しが困難、という利点もある。
巨大な権力が成立すると、生活の基盤に貨幣が流通していった。

やがて、取引が広範囲に増大する一方で、鋳造のための金属が不足する。
次第に含有率が低下してゆき、紙幣が出回るようになる。

近代国家は、国家の証として紙幣を印刷し、国内経済に利用した。
それでも、金属(金)の裏付けが、他国紙幣との交換を可能にしていた。
紙幣間の媒体になっていた金属(金)は、1971年、その役割を終えた。
今では、紙幣どころか、コンピュータの中で数字が踊っている。

武器と貨幣、すなわち、軍事(戦争)と金融が「金」の時代の象徴である。
そして、現在は、金の時代の終盤、というところか。

戦争と金融が、世界中を席巻した挙句、次が見えずに人々を苦しめている。


ならば、木火土金の後は、水。
水の惑星、地球が、本来の地球に戻ろうとしている。
また、水は、湧き出でる知恵の象徴でもある。
瑞穂の国、日本の時代である。

  日本よ、知恵を用いて、地球のために働け、という時代である。

昨年の、大津波や集中豪雨、タイの洪水、原発の冷却水、等々。
  それに対応する政府、企業、国民、それぞれの姿。
  官僚や知識人や報道マスコミなど、頭が勝負の人間はどうか。

  知恵を出せ、知恵を実行しろ、・・・・ 恐れるな、水の時代だ。
  武力や金力にひるむ必要は無い・・・・ 金の時代は終わるのだ。

今、水による試練を蒙っている日本は、まさに、力試しをされている
      そんな風に感じるのである。

タグ:水の時代
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